心強い友
雪絵ちゃんが中学生の時でした。発熱した後、雪絵ちゃんは、一時期、目が殆ど見えなくまりました。大部屋から個室に移された雪絵ちゃんの部屋は、カーテンがひかれて暗く、とても静かでした。私は、雪絵ちゃんなんて声をかけたらいいのかわからずに、戸口のところで、長い間、立っていたことがありました。
 雪絵ちゃんは、いつも自分の力で立ち上がるのですが、私はいつもおろおろします。
 久しぶりにもらった手紙の文字が乱れていて、「これでもずいぶん上手にかけるようになったの。だから幸せ」とかかれていて、ああ、雪絵ちゃんは再発してつらい時期をすごしていたのだと知ることがありました。「心強い友」にかかれてある方も、MSの病気を持っておられる方だそうです。(山元)

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