異例

  普通、高校は決まった日数出席しないと留年します。でも私は日数不足だったにもかかわらず卒業することができました。毎年、その学年ごとの職員会議には長期欠席をする私の名前が必ずあがると先生は言っていました。3年3学期の会議でもやっぱり日数不足の私の名前があがり、卒業させようか、もう一年、3年生をした方がいいかと話してたそうです。だけど、卒業させてあげたいと言ってくれた先生が多く、卒業することが出来ました。私は自分でこれを異例と言っています。私は異例が好きだし、異例をどんどん作っていきたいと思っています。

 リハビリの先生が言いました。この足では外へ出て何かするのは無理だろうって。もしやりたいことがあるのなら、家で出来ることにしなさいって。でもわたしは先生の言うことを裏切り、外へ出ていろんな事をしました。今まで以上にいろんな所へ出てたくさんの事をしました。医学の目から見た私と、知識のない私から見た自分とは全然違うのです。先生が無理と言ったことも楽に出来てしまったしね。

 ワープロを習うときも、目がわるかったので、これ以上悪くなっては困るとか、その目では大変とか、無理とか言われました。相談した人全て反対しました。唯一賛成してくれたのは母でした。やりたいならやってみたらいいって。結果的にはワープロを習い、終了したという証明書をもらいました。無理を無理でなくさせる。医学でこうだということ、いくつもの例からいくとこうだと言うことが全てではないと思うのです。だから私はこれからもどんどん異例をつくっていきたいなと思います。

 見た目よりずっとずっと強いんだから!!

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