朋ちゃんの気持ち8

《ハンドベル》

いろいろと忙しい12月、こたつに入って 食べるみかんが 
おいしい季節になりました。

もうすぐ、子供たちが楽しみにしている クリスマスがやってきます。
デパートには、クリスマス用品が いっぱい並んでいます。
きっと、みなさんも 何を買おうか迷ってしまうでしょう。

街は、イルミネーションが 始まり少しずつ にぎやかで
あっち、こっち ピカピカ光り、とっても綺麗です。

このシーズンにピッタリの楽器といえば、何でしょうか?
私には、ずっと憧れていた楽器があるのです。
それは“ハンドベル”です。

ちょうど、知っている方が ハンドベルをやっていて声を
かけてくれました。
音楽が好きな私は、近くでコンサートがあれば喜んで出かけました。
毎年、このシーズンになったら、ベルの演奏が聴けると思って
とても楽しみにしていました。

衣装は、白いブラウスに黒いスカートをはいて、両手に白い手袋をして
クリスマスソングをいっぱい演奏してくれました。
私は、綺麗な衣装とベルを眺めながら、身体でリズムをとって 
知っている曲を歌いました。

楽しいコンサートは、あっという間に終わってしまいます。
TVでも、ハンドベルの演奏の様子を、見たことありますが
コンサートで綺麗なベルの音を聴くたびに、私もいつか
ベルを持って演奏したいなぁと思っていました。
そして いつの間にか、私の小さな小さな夢になりました。

それから、何年かたって ハンドベルの体験をしました。
たくさんの、大きなベルと小さなベルを 近くで見て
びっくりし、ちょっと興奮しました。
その時、一番小さなベルを持って 1回、ならしてみましたが
少し重かった為、音はかすかにしか 聴こえませんでした。

機会があったら、また触ってみたいなぁと思いながら
毎日、楽しく生活を送っていた ある春のことです。
家に 私の知っている方がから、TELが かかってきました。
「今度、ハンドベルの教室を近くで開くことになったんだけど
朋ちゃんもどう?」というお誘いのTELだったのです。
私は、もう うれしくって、たまりませんでした。

ひとりで、やりたいと思っても ハンディがあるため
誰かの手を借りないと、その場所には行けないので
さっそく家族に、話してみました。 
その結果、姉が車で送迎をしてくれることになりました。
(姉の都合の悪い時は、父が行ってくれています)

そして 私は、ハンドベルサークル「♪Rin-Rin-Rin♪」に
行くことができました。
小さな夢が叶って、とてもうれしかったです。

★ハンドベルについて

ハンドベル演奏では、プレイヤーの1人、1人が皆違う役割を演じて
いますが、お互いに無関係なことをしているのではなく、全員で一つの
仕事をしているのです。
ハンドベルは、1つの楽器を数人 または 十数人で演奏し、どの1人が
欠けても演奏が、できない楽器です。

★ハンドベル奏者
  ・自分の役割がわずかであっても、それが他の誰にも代わることの
   できない大切な自分の責任を自覚する。
  ・自分だけでなく、他のすべての人もかけがえのない1人1人で
   あると悟る。

 力を合わせて一つの仕事をする←思いやりや助け合いだけでなく
 人に頼らず、自分の役割を果たす責任感が必要です。  
            
・鐘の部分は…銅80%すず20%の合金で作られています。
                   (最も美しい音色を出す割合)

鐘を鳴らすクラッパー(鐘の中の振り子状の物)は一方向だけ往復します。
  ベルを振る度に、1 度だけ鳴るようにスプリングで調整されています。     
ハンドベルは、16世紀にイギリスの教会で生まれました。      
数個の鐘を鳴らす順序を変えることで、何通りも演奏ができます。        
日本で、ハンドベルが鳴らされたのは、1964年。           
本格的な演奏活動が始まったのは、1970年頃です。 

「♪Rin-Rin-Rin♪」は、ハンドベルが大好きな人達7人
  (8人)とサポーターの方が、5人 裾野市の福祉センターに
集まって、月に1回 第2、金曜日の夜 19:30〜21:00まで
練習をしています。

★使用しているハンドベル 

・下のソから上のソまでの2オクターヴ 25個のベル。
・御殿場市にある施設、所有の物。
・2オクターヴで、80〜90万円するもの。
・1個のベルで3〜5万するもの。

★ハンドベル演奏(練習にも)必要なもの

  ・スポンジマット…ハンドベルを直接固いテーブルの上に置くことを
           避けるため。ハンドベルをマットにうちつけて
           コンという音を出したり、いろいろと変化奏法の
           効果のためにも必要である。

  ・手袋…ハンドベルは、大切に扱えば100年でも使える楽器。
      長く美しい音色を保つために、ベルを扱う時は、必ず
      手袋を着装。錆(さび)の原因にもなる手の油が、
      鐘の部分に付着するのを避けるため。

  ・メンバー…リンガー(ベルを鳴らす人の意)という。
        2オクターヴで6〜8人程度が適切な人数。

いつも、みんなで心を1つにし 力を合わせて演奏しています。
おしゃべりもして、とてもにぎやかです。 

★今まで、練習した曲…6曲

『夕やけこやけ』『ふるさと』『オーラ・リー』『星に願いを』
『きよしこの夜』『ジングルベル』  

☆練習して、思ったこと☆ 

初めたばかりの頃は、音が全然 鳴りませんでした。
今は、綺麗な音が出るようになって すごく楽しいです。

新しい曲も、練習して少しずつ レパートリーを増やして
いけたら、うれしいです。

2001年と2002年、11月【wings】という“音楽交流”の
【お楽しみ会】で、演奏を披露しました。

☆演奏して、思ったこと☆ 

この時も、緊張しましたが、綺麗な音色を出せたので
よかったです。

これからも 上手にハンドベル演奏が、できるように
みんなで楽しく、頑張りたいと思っています。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・おわり・・・・・・・・・・

・・・・・・《たんぽぽの仲間たち》のみなさんへ・・・・・・・
・・・・・《私からのメッセージ》・・・・・・・・・・・・・・

 みなさん、こんにちは。
 寒くなりましたが、お元気でしょうか。
 いつも「朋ちゃんの気持ち」を、読んでくれているみなさん
 どうも、ありがとう。
 今回の「朋ちゃんの気持ち8」は 私が大好きで、ずっと
 あこがれていた《ハンドベル》について書きました。
 ハンドベルは、誰でも できる楽器です。
 みなさんも「ハンドベル・コンサート」に行く機会があったら
 是非、足を運んでみて下さいね。
 これからも書いていきたいと思っています。
 よろしくお願いします。

☆感想は mobi_love@an.wakwak.com まで。

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